21世紀社会動態研究所へのメッセージ

みなさんからのメッセージ1

みなさんからのメッセージ3

21世紀社会動態研究所へのメッセージ 2


歴史家 色川 大吉

 再出発に当たっての構想と決意とを拝見し、敬服いたしました。

 これからの日本はアジアに向け、すべての(経済だけではなく)姿勢を入れ替えなければ生きられない時代に入りました。

 このときに当たって、21世紀社会動態研究所(簡潔な愛称が要りますね)が、主要テーマを「アジア」と「メディア」に決めたことは全く妥当だと思います。

 このテーマなら、あなたのこれまでの経験と知恵が活用できるし、積極的な提言もなされるだろうと期待できます。あせらず悠々と計画をお進め下さい。

 何か機会がありましたら微力ながら協力いたします。 


経済評論家 内橋 克人
『21世紀社会動態研究所』のスタートに大いなる期待を寄せて

 「21世紀の幕開け」が迫るころ、来るべき新世紀の理想像を、あらん限りの美辞麗句で飾り立てる「夢の言説」によって、私たちの社会は満たされていました。

 現実の21世紀が、テロと戦争と飢餓、そして狂奔するマネーの世紀として始まったとき、かれら夢想家たちは素知らぬ顔で、また新たな「夢の語り部」としてのし歩いています。

 権威のつくり出す常識が現実によって裏切られる。権威は素知らぬ顔で通り過ぎる。

 この国を覆う「知的不誠実」に抗い、38年に及ぶジャーナリスト生活を、あくまで「知的誠実」にこだわり、常にコンシステントな(辻褄のあった)表現者でありつづけたジャーナリストこそ、私の最も敬愛する木村知義さんでした。

木村さんの眼には、時代の空気、流行り、権威など、たまさかの陽光に舞う浮遊塵(ふゆうじん)に過ぎなかったに違いありません。

 その木村さんが「社会動態研究所」を立ち上げました。「社会動態」とはどのような領域を意味するのでしょうか。21世紀を、それに先立つ時代、見事に読み誤った権威たちの手法とは正反対に、何よりもホリスティック(全体的整合性のある)で、ポリシー・インテレクチュアル(政治知性)の見識に満ち、世界に向けて「このまま行くと、こうなってしまうよ」と真のウォーニング(警鐘)を発することのできる勇気を備えた、新たな「知のプラットフォーム」の作り手−そのような人びとによって初めて可能な、新たな探求領域ではないでしょうか。

 いま、木村知義さんの大いなる志と勇気、透明な使命感によって立ち上がる「21世紀社会動態研究所」に、私は力いっぱいの「エールの嵐」を贈りたいものと願っています。